「玄関の鍵が回らなくなってしまったので、見てもらえませんか?」太田市にお住いの男性のお客様がお電話を下さったのは、ある日曜日のことでした。 鍵の開錠のご依頼ということで、鍵のメーカー等を確認させて頂いた後、
指定されたご住所までお伺いすることなりました。
お客様が鍵の異変にお気づきになられたのは、ご家族でのレジャーから帰宅しお子さんが玄関の扉を開けようとしたときだと言います。
普段通り鍵を差し込み回しているはずなのに、どうしても開けられないとお子様が泣き出してしまったというのです。
お客様が確認してみたところ、鍵穴に鍵を差し込むことはできているものの、そこから動かすことができなかったということでした。
実は前にも同様の症状があったとのことで、そのときは市販の潤滑油を入れて解決したそうですが、今回はそれでもだめだったということで太田カギ修理センターにお電話を下さったということです。
金属の鍵が回りにくいのなら油を差せばよい。それは非常に一般的な考え方ですよね。
ところが鍵穴に関してだけは、潤滑油の種類によっては逆効果となってしまうことがあるのです。
今回のお客様の場合もそのパターン。潤滑油が原因で鍵や鍵穴にほこりや細かい汚れが付着しやすくなってしまい、それがそのまま鍵穴の奥に詰まってしまったようでした。
使用されている鍵はMIWA/PRのもの。
奥に詰まった埃などを取り出すため、まずはシリンダーを分解することになりました。
丁寧に汚れをぬぐい、今度はお持ちした鍵専用の油をさしていきます。そして元通りにシリンダーを取り付ければ修理は完了です。
お客様にご報告しお子様に開錠して頂いたところ、前よりももっと開けやすくなったと喜んで頂けたようでした。お客様には鍵のお手入れの仕方についてアドバイスをさせて頂き、すべての作業を終了致しました。
玄関に限らず鍵が開かない、回すことができないという場合、一般の方の判断で修理を行うことは危険です。ぜひ一度太田カギ修理センターまでご相談ください。