金曜日の16時過ぎに、「ダイヤル式のクラウン家庭用金庫の暗証番号が分らなくなって困っているんですが、来てもらえませんか」と、太田市薮塚町の60代の男性からお電話を頂きました。
ご事情をお伺いすると、お父様が亡くなられて、遺言書を開封することになったのだそうですが、遺言書を保管している金庫が開かなくなってしまったとのことです。
ダイヤル式金庫の暗証番号は、すぐに扉が開けられるようにセットされていたそうですが、そのことを知らなかった奥様が、
回して分からなくしてしまったと説明して下さいました。そして、暗証番号は、金庫の中に入れているので分からないということでした。
お父様の生年月日などを試してみたそうですが、開かなかったとのことで焦っているご様子でした。
他の業者にも問い合わせをしたそうですが、本日中の派遣は難しいと断られて困っているということです。使用されている金庫は、ダイヤル式のクラウン家庭用金庫です。
しかも、日曜日にご親族が集まって、弁護士立ち合いの下で遺言書を開封する予定なので、早く来てクラウン家庭用金庫を開けて欲しいとのご要望です。
見積もりを出して、すぐに訪問できる太田市薮塚町担当者を派遣する旨を伝え、了承を頂きました。
すぐに、太田市薮塚町のお客様のご自宅へお伺いした担当者は、挨拶も早々にクラウン家庭用金庫の開錠作業にとりかかりました。
金庫は、2階の寝室に設置されていました。通常、貴重品が入った金庫の開錠作業中は、ご家族様がどなたか立ち会って頂く必要があることをお伝えして、ご主人様に立ち会って頂きました。
補聴器を付けて慎重に、閂とスライドバーを連動させていきましたが、暗証番号を解読することができません。
そこで、オートダイヤラーを取り付けて開錠することに変更しました。時間は多少かかりますが、確実に開錠することができますし、金庫を破壊する必要もありません。
1時間以上かかりましたが、無事に開錠することができました。
お客様に、金庫の中を確認して頂き、暗証番号を再設定させて頂きました。暗証番号は、別の場所で保管することと、ダイヤルを合わせて開錠しやすくするのは、危険な旨を説明させて頂きました。